2007-12-07(Fri)
日記
面倒だったので、今日は買って帰ろう。
何時ものパターンだ。
駅の改札を抜けた僕は仕事で棒になった足を運びながら、
近くのマックに入り、テイクアウトを注文した。
ゆっくりあったかいご飯食べたいなあ。
なんて思いながらも、
既に作りたくない面倒くさがりに成り下がった僕の頭は、
まあいいか、の気持ちが占め始めていた。
帰り道でポテトをほお張りながら歩く。
この辺りは18時を過ぎるともう、しん、としている。
この町に住み始めて見つけた駅と家との最短経路は、
たまに自動車や自転車が通るくらいの静かな通りだ。
僕はよくこの通りを歩きながら、
一日の締めに彼女にメールを書いている。
今日はマックをほおばってるからそうもいかない。
疲れたなあ、早く帰りたいなあ。
ジュースを飲みながらも何時もよりも足早に進む。
歩くスピードに比例して食べるスピードが早くなるのが不思議だ。
途端、聞こえ出す、煩い騒音。
窓を全開にした白い車が、
これまた青白いライトを照らしながら
我が物顔で優先道路に飛び込んでいくからたまらない。
・・向かう方向一緒だし。。
ため息が漏れる。
幸せが逃げていこうが関係ない。
でるものはでるもんだ。
昨日も日付変わったのにこんなのいたし、
疲れてるのにこれ以上疲れさせんなよ・・
食欲で気分をごまかしながら歩く。
交差点で止まってる車から、
耳に煩いリズミカルな音楽。
携帯だして、写真とって・・
いや、別に写真取ったところで。
警察に出してもこっちが面倒なことになるだけだよなあ。
・・いや、振りだけでもしてあっちの気分を害してやろうか。
堂々とカメラ向けてカシャリ、なんてやってみてえ。
言いながら、
僕の手に握られているのはマックポーク。
考えるだけで結局どうでもいいのだ。
そのうちどっかいくさ。
そのうち・・早くどっかいけ。
信号は赤だ。
「あの・・すみません」
突然隣から声が聞こえた。
男性がこちらをみていた。
リュックを背負い、めがねをかけた、
なんとなく何処でもいそうな人だった。
「あの・・△△駅・・いえ、
○○駅ってどういったらいいでしょう?」
再度書くが、
僕の手にはしっかりとマックポークが握られている。
序に口の中にもばっちりほお張った瞬間だった。
「んんっ・・」
「ああっ、すみません!」
思いっきり飲み込んで、
取り合えず慌てて残りを包みにしまい、袋に詰め込む。
「○○駅でいいんですか?」
「え、ええ。○○駅です。」
さっき僕が降りてきた駅だ。
「えっとここを・・」
しかし説明下手と自覚している僕には、
自分で歩いていくことは出来ても説明が難しい。
「ちょっとそこまで一緒にいきます。」
「えっ、あ、はいすみません・・・」
「いえいえ。」
そういえば今日夕方ごろも道を尋ねられたなあ。
あの時は仕事を一緒にしてる方が場所を知ってて、
ばっちりてきぱき教えてた・・ような気がする。
「あそこのミラーを右に・・あれ、ごめんなさい道じゃなかった。」
「あ、あれ、はい・・すみません。」
そこを謝るのは僕のほうなんだけどな。
ようやく分かりやすいところについた。
といっても一分もかかっていない。
さっきの交差点だってすぐソコに見えている。
「この道をずっとまっすぐいけば横断歩道がありますから。
その横断歩道もまっすぐ渡ってください、多分10分くらい?
そのうちレーンが見えます。」
なんとなく、コレじゃわかんないだろうとか考えながらも、
「あ、この道を行けばどうにかなるんですね?」
といわれたので、
「はい。」
と答える。
瞬間、申し訳なさそうにだけしてた男性は、
少しだけ明るい顔で、こっちに笑顔を向けた・・気がした。
ただの自意識過剰かもしれない。
「どうもすみませんでした、わざわざ。」
「いえいえ。」
なんとなく、僕は笑顔で失礼します、といって、
もう一度岐路へつく。
おっと、さっきしまったマックポークは何処だ?
気づけば目の前はまた赤信号だ。
でも、気づけばさっきの騒音車はいない。
あーよかった。あんな車の写真なんてとってたら、
さっきの人に通報されるわ。
その場合は駅じゃなくて交番を聞かれるんだろうか。
青になった信号を渡りながら、
ちょっとだけさっきよりもゆっくり歩く。
朝から晩まで、仕事も忙しくて疲れたけど、
ちょっとだけいい気分。
なんか悪いことばかり起きてたけど、
明日は、
なんとなく、いいことあるかな。
なんて思って、日記をつづってみる。
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まあ、明日も研修で会社行きなんだけどね。


